国語授業についてのアウトプット

白石範考先生の「国語授業の技術」、桂聖先生の「「Which型課題」の国語授業」を読んだ。

 

白石先生の「国語授業の教科書」を以前読んだことがある。その姉妹作として出された本だ。

原則としては、物語文と説明文を読むとき、10の観点を意識して読む。

文学作品では、

①時、場所 ②登場人物 ③中心人物 ④語り手 ⑤出来事 ⑥大きく変わったこと

⑦三部構成(はじめ・中・終わり) ⑧お話しの図・人物関係図 ⑨一文で書く

⑩おもしろさ

 

説明文では、

①題名 ②形式段落 ③意味段落 ④形式段落の主題をとらえる ⑤要点 ⑥三部構成

⑦問と答えの関係 ⑧文章構成図 ⑨事例(具体と抽象) ⑩要旨(主張)

 

その後、逆思考読みを行い教材への理解を深める。

最初の気持ちと最後に中心人物の変容した気持ちを書く。

その変容を後ろから読み取っていく。そうすることで、教材分のとらえが深まる。

 

この本では、授業の流れなど詳しくのっており、すぐに教材研究に行かせる内容だと感じた。

 

桂先生のWhich型課題では、子どもをいかに全員参加させるかについて学んだ。

国語の授業では、まとめがぼやけてしまいがちである。

Which型の発問をすることで、全員参加を確保する。大きく分けて3つあり、

①確認読み(答えが1つ)

②解釈読み(答えは、1つに決まらない)

③評価読み(誰もが評価できる)

となる。

①の力が土台となり、②・③と続いていく。ピラミッドのイメージである。

 

 

日常的に意識して読んでいくとこれらの方法で、日々の教材研究が豊かになると思う。

自分の中で、日々使えるようにしていきたい。